のぐちゃん先生衛生管理者試験対策室

衛生管理者試験で一発合格する勉強法


衛生管理者とは50人以上の事業場で規模に応じて、一定数以上衛生管理者を選任する事が義務づけられています。しかしながら実際に試験の内容を見てみると、職務と一切関係のない専門用語・化学物質名・関係法令があり、衛生管理者試験を受験するほとんどの方が本来職務と関係のない見たことも聞いたこともない事柄について勉強して、合格まで苦労している方がほとんどだと思います。この試験は早い方で2日間、遅い方の場合数カ月勉強しても合格できない人もいます。何故ここまで合格までの期間に違いが出るのか疑問に思いますよね。それは、勉強の仕方や勉強の効率で違いが出てくるんです。特にこの衛生管理者試験はほぼ暗記するだけなので暗記物の勉強が得意な人は短期間で合格し、暗記物の勉強をやった事が無い人にしてみれば果てしない道のりとなる事でしょう。
このページでは、衛生管理者試験を受験しようとしている方が短期間で合格できるように「合格の為の勉強」という視点で解説していき、受験への悩みを解決すると共に短期合格勉強法お伝えできればと思います。

衛生管理者試験とは

厚生労働大臣指定機関である公益財団法人安全衛生技術試験協会が実施している国家資格の試験の一つで、前項でも説明しましたが常時50人以上の労働者を使用する事業場では、衛生管理者免許を有する者のうちから労働者数に応じ一定数以上の衛生管理者を選任し、安全衛生業務のうち、衛生に係わる技術的な事項を管理させることが必要です。
第一種衛生管理者免許を有する者は、すべての業種の事業場において衛生管理者となることができます。
第二種衛生管理者免許を有する者は、有害業務と関連の少ない情報通信業、金融・保険業、卸売・小売業など一定の業種の事業場においてのみ、衛生管理者となることができます。
主な職務は、労働者の健康障害を防止するための作業環境管理、作業管理及び健康管理、労働衛生教育の実施、健康の保持増進措置などです。
分かりやすく言えば、事業規模が労働者50人以上になったら、労働災害が起きないように職場の環境を管理できる専門知識を持った者や労働者の健康管理ができるように、労働衛生の知識を持った者を配置して健全な職場を保持しなければならず、その為に衛生管理者試験を合格した有資格者を選任しなければならないという事です。
この衛生管理者というのは、幅広い職種でこの衛生管理者の選任が必要で、実際の試験は実務とはかけ離れたことばかりで、一生役に立たない知識の為に相当数の時間をかけて勉強することになり、なかなか合格できない人ばかりなのも理解できます。
各職種に応じて、試験を細分化してもらえれば真の意味で健全な職場を形成できるような気がしますが・・・(涙)

勉強する為の方法について

参考書を買って独学する

衛生管理者試験の勉強をしようと思い参考書を買ってきた経験がある方は多いと思いますが、参考書を買っていざ勉強しようとしたら、聞きなれない用語や関係法令になじむことができず勉強が進められなくなる方が多いんじゃないかなと思います。なぜそのような反応が起きるかというと人間の本能が関わっているからです。衛生管理者試験とは話はズレますが、知らない人とエレベーターや狭い部屋で二人っきりになるとその場所から早く立ち去りたいって思いますよね?逆に仲の良い人や好きな人とは同じ空間にいてもリラックスした気持ちでいることができますよね?
それと同じことです。

 

人間は知らないことを受け入れるのに時間がかかったり、拒否反応が本能的に起きやすい生き物なので、参考書を買っても勉強できないことはごくふつうの事なので気にする必要はありません。参考書を買ってきたらまずは大まかな概要だけ目を通すだけで大丈夫です。衛生管理者を知る努力だけして勉強への拒否反応が出ないように徐々に慣れていきましょう!

お薦めの勉強法
友達や同僚と一緒に勉強を始める

知らないことを勉強するのはとても大変なことですので、友達や同僚と勉強をして理解できないことを第三者の助言を受けながら勉強を進めていく、この勉強法は同時期に勉強を始めた仲間が自然とライバル関係になることにより適度なプレッシャーがかかり効率の良い勉強が出来るようになります。

この勉強法のメリット

仲間と勉強を同時に始めると、時には相手に教える場面が出てきます。この教えるが自然とアウトプットに繋がり記憶が定着しやすいというメリットがあります!

衛生管理者講習を受ける

衛生管理者講習といっても様々な形態の講習があります。DVDを使った通信講座、インターネットを使ったオンライン講座、大型会場を使って集団で受ける講座等、自分に合った衛生管理者講習であれば結果が出やすいですが、自分に合わない講習を選ぶと無駄なお金と時間を消費するだけで合格には程遠い結果が待ち受けていますので慎重に選んでください。注意しなければいけない点は衛生管理者講習と言われている講習の中には衛生管理者準備講習というのがあります。その名の通り準備講習なので試験を受ける為の準備をする為の講習となっており肝心な衛生管理社試験を合格する為の講習ではないことを十分理解する必要があります!

準備講習はお勧めしません
準備講習は勉強範囲を教えるだけ暗記法や勉強法は教えない

衛生管理準備講習は独学と同じ

前項で衛生管理者講習の中に準備講習というのが行われていると言いましたが、少し詳しくお話しさせて頂きます!準備講習をお勧めしない理由の一つとして、衛生管理者講習の試験を受けようとしている方の中で情報に弱い方は準備講習って聞くと、誰もが試験前に受けるものと勘違いされると思います。でも違うんです、準備講習は受ける必要がない講習なので、分かっていて参加される方は良いですが知らずに参加した方は時間とお金を無駄にしています。

準備講習の内容

準備講習は格安で受けやすい講習ですが、受験申請の仕方を教えてくれたり、とてつもない分厚さの関係法令集を見せられて、出題範囲を教えてくれたりするだけの講習です。中には準備講習で人を集めて後に更なる講習を有料で案内されるものもあり、とてもお勧めできるものはありません。お金を払い講習をうけて結果的に独学することになるでしょう。問題なのはそのような状態になっても「受験する人はみんな受ける講習なんだ」と無駄なお金を使ったことにも気が付かない点です。たとえ話をします。私が初めて運転免許を取った時の話です。運転免許センターの最寄り駅を出ると代書屋さんの客引きに出会い、「申請書の準備はしてきましたか?」勿論私は申請書の準備はしてこなかったので「してないです」と答える、すると「作成しますよって」言われたので、言われるまま行政書士事務所に行ったもんです。そうです「申請書は作ってもらうもの」と言う誤った認識で申請書代を払ってました。免許の申請書は簡単に作れるので今は行政書士に頼むことはしませんが、衛生管理者の準備講習は情報弱者を格安で集めているだけえで肝心な暗記法や効率の良い勉強法までは教えてくれる講習ではないことも多いってことです。衛生管理者試験を効率よく一発合格するには「合格出来る勉強範囲の絞り込み」、「徹底した暗記術」、「効率の良い点数の取り方」を教えてもらい勉強をガチンコでやらないことが大事になります!

衛生管理者試験合格の戦略

どのような科目が出題されるか

種 類 試 験 科 目
範  囲 出題数(配点)

第 一 種
衛生管理者

労働衛生 有害業務に係るもの 10問(80点)
有害業務に係るもの以外のもの 7問(70点)
関係法令 有害業務に係るもの 10問(80点)
有害業務に係るもの以外のもの 7問(70点)
労働生理 10問(100点)

第一種衛生管理者では労働衛生、関係法令に対して有害業務と有害業務以外のものも出題されます。
問題数は合計で44問、点数は400点満点で採点されます。合格には60%以上であれば合格ですので240点以上取れれば合格なんです。しかし、注意してもらいたいのが、ある科目に特化して240点以上とれたとしても、他の科目で点数が取れなければ合格にならないんです!
各科目で最低でも40%以上点数を取らなければ合格にならないので注意が必要です。有害業務に係るものについては最低でも32点を取ればいいので、4問以上正解すれば大丈夫です。有害業務以外のものは最低でも28点以上取ればいいので、3問以上。労働生理に関しては40点以上なので4問以上正解すれば大丈夫です。
各科目で最低取らなければいけない点数を合計すると164点なので、あと76点取ることが出来れば合格出来るという事です。
そんなに難しい試験ではないと思ってもらえたと思います。

種 類 試 験 科 目
範  囲 出題数(配点)

第 二 種
衛生管理者

労働衛生(有害業務に係るものを除く) 10問(100点)
関係法令(有害業務に係るものを除く) 10問(100点)
労働生理 10問(100点)

第二種の衛生管理者も合格基準は第一種と同じで、60%以上の各科目40%以上取れれば合格です。
第二種衛生管理者は300点満点なので、180点以上で合格です。各科目100点なので各40点以上正解して、あと6問正解すれば合格になります。

 

衛生管理者試験合格の戦略

勉強しない科目を決めておく

前項でもお伝えしましたが、合計240点以上、各科目40%以上取れればいいので、一般的にわかっている内容には根気を詰めずに覚えて、勉強という問題をあらかじめ決めておく事も大切です。
勉強しなくていいと思う問題としては有害業務以外のものが多いかと思います。例えば、労働者の健康保持に関する問題が出てきますが、一般常識があれば答えられる内容なので勉強しなくても答えれる問題だと思います。他にも、メンタルヘルスに関する問題についても自分でストレスを解消したり会社に相談したりという内容なので、同じく勉強しないでも答えられるかと思います。60%の正答率で合格出来る試験なので、勉強についても60%勉強すればいいという事です。

関係法令の覚え方

問題
厚生労働大臣が定める規格を具備しなければ、譲渡し、貸与し又は設置してはならない機械等に該当しないものはどれか選びなさい

 

1.潜水機 2.化学防護服 3.一酸化炭素用防毒マスク 4.ろ過材及び面体を有する防塵マスク 540cc内燃機関チェーンソー

 

この問題はそれほど難しくはないですがいかがですか?では勉強していきましょう。

 


書いてある表は上記制限に該当するもの一覧です。

難易度は低い問題ですが、暗記しなくてはなりません。
基本をしっかりインプットするのは大切ですが、学習した事を思い出しアウトプットする必要がありますよね?文字主体の学習だとアウトプットがうまくできません。せっかく学習した情報も頭の中で検索し引っ張り出すことができないからです。

 

 

 

 

 

語呂合わせを使えば!

覚え方はこちら!上記制限に該当する機械等のキーワードを覚えます!
すると化学防護服が含まれていませんよね!なので答えは2番でした!
語呂合わせを使った勉強法は、このようにしっかり学習しインプットされた
情報を直感的に頭の中から引き出せるという点に優れています。
いかに速くアウトプットできるかが学習のスピードを上げるポイントなのです。

 

 

 

化学物質名の覚え方

この表は各化学物質の状態を示したものです。ガス、蒸気、ミスト、粉塵、ヒューム等各々の化学物質が常温でどの状態なのかを問われる問題です。
それぞれ覚えていると、暗記するまで非常に時間がかかります。ですが、実はこの問題、常温でガスの化学物質だけ覚えておけば、ほとんどの問題が答えられます。要は、ガスなのか否かで判断する事が出来れば、正答率80%以上で答えられます。正答率100%を目指すにしても、ガスの部分を語呂合わせで一括りに覚える事で、勉強量を減らす事が出来ます。

語呂合わせで一括り
ビニール水槽(水素)塩素で燃やしたらアンモニア硫黄臭がして一酸化炭素中毒にナルデヒド

 

塩化ビニル塩化水素塩素アンモニア臭化メチル二酸化硫黄・硫化水素・一酸化炭素・ホルムアルデヒド

 

いかがでしたでしょうか?覚えられましたか?共通点一括りで覚えておけばガスか否かの選択肢の仕分けが出来たはずです。効率の良い勉強をするためには、答えの導き方だけ覚えておくことも重要です!

 

労働衛生の覚え方

今度はこの内分泌系・ホルモンという表を覚えなければいけないのですが、この表には身体内部のホルモンの働きについて書かれています。9個のホルモンがどこの器官でどのような働きをしているかを覚えなければなりません。これだけ見ているとまた暗記量が増えていくと思いますよね?
ここはホルモンの名称に対し、少しの文字変換をしてみたり、聞いたことのあるメロディーに乗せて覚える事で簡単に答える事が出来ます。

 

 

文字変換で覚える

まずは「メラトニン」を覚えるにはメラトニンのメを目に置き換えて、ニンを眠に置き換えます。そうすると「目らと眠」になります。これは働きが「睡眠の誘発」なので目や眠と変換する事で覚えられます。このようにコルチゾールはコル皮増ーると変換し、コルチゾールは副腎皮質から分泌される血糖値の増加の働きをするホルモンだと覚えられます。文字変換の暗記法は東大生も実践している暗記法の一つです。

 

メロディーにのせて覚える

ガストリンを覚えるには胃薬のガスター10のCMを皆さんは知っていますか?ガスターテーーン!というメロディーにのせて覚えることが出来ます。
ガストーリーーンで、ガストリンは胃だなという事が分かりますよね?ということは働きも胃の関係だという事が分かると思いますので胃液分泌刺激の働きとなります。もう一つはアルドステロン。まずは文字変換を行います。アルドステロンのテロンを皮おに変換して「アルドス皮お」とします。そして伯方の塩のCM「は・か・た・の・しお!」というメロディーにのせて覚えていきます。「ア・ル・ド・ス・皮お!」これで塩が関わってくるというのが分かると思います。そして文字変換した皮をヒントにして内分泌器官は副腎皮質。働きは塩が関わる塩分バランスの調整というのが答えられることが出来ます。

 

ここでは語呂合わせではなく、文字変換やメロディー連関で覚えていく暗記法を紹介しました。ただ活字を覚えるだけでは頭に入りづらいですが、覚え方ひとつで面白くすることも出来るし、楽しく記憶に残すことが出来るのでオススメです!

 

過去問題を解いて仕上げる

衛生管理者試験の勉強が終わり、復習も終わったら、最後の仕上げに過去問題を解いていきます。
過去問題は公益財団法人安全衛生技術試験協会のホームページで閲覧可能です。https://www.exam.or.jp/exmn/LCkohyo.htm#
実際の試験時間は3時間ですので過去問を解くときも試験時間を考えてペース配分をしていくことを心掛けて回答していきましょう。実際の試験はマークシートを使って解答するのですが、当日の試験の時には早く解き終えたとしても、マークシートの回答が1つずれるだけで命取りですので、余った時間は見直しを必ずするように心掛けて下さい。
過去問は下記からもアクセスする事が出来ます。

試験名 試験問題・正答(正答例)
第一種衛生管理者試験 令和2年10月過去問題 令和2年4月過去問題
第二種衛生管理者試験 令和2年10月過去問題 令和2年4月過去問題

 

これから試験に挑む方へ

衛生管理者試験の勉強を始めようとして、参考書を開いたけど聞いたことのない文言ばかりで、最初から一言一句覚えなきゃならないのか…とやる気が無くなってしまうと思います。衛生管理者試験はほとんどが暗記です。しかしただ暗記しただけでは答えられない問題というのはいくつも出てきます。1つの文言に対し内容を理解する事が一番大切なんです。地道に1つ1つを文言と内容を一致させて暗記し、問題を解くことで自分がしっかり覚えているのかがわかると思います。
衛生管理者試験の内容は全てが聞いたことのない内容ばかりというわけではありません。難しい言葉を使っているかもしれないけれども、実際は日頃自分がやっていることが問題に出ていたり、自分の身体の内容だったりと、勉強をして新たに気付かされる事だってあります。
衛生管理者試験の勉強は常に暗記と問題を解くの繰り返しです。1~10まで問題を解いたらもう一度1に戻って、自分がしっかり覚えているのかを確認してみてください。
問題を正解するごとに自分は覚えているんだなと自信がつくと思います。

 

まとめ

これで衛生管理者試験の勉強を始める前にどうしたらいいか、勉強方法や戦略など理解いただけたかと思います。私の知り合いも勉強する前に準備講習に行ってから勉強するという人や独学で勉強して合格するという人が多くいました。もちろんそれで合格する人もいましたが合格まで数カ月かかっていました。仕事が終わってから勉強しての繰り返しを何か月も続けたくはないですよね…。しかし、暗記量が多いのは事実です。いかに効率よく勉強して暗記する量を減らすかがカギになります。前項でもお伝えした「語呂合わせ暗記法」や「文字変換での暗記法」「メロディー連関」で覚えると、量の多い内容も少ない記憶容量で覚える事が出来たと思います。
衛生管理者試験対策のぐちゃん先生ではこの暗記法の他にイラストを見ながら暗記して答える事が出来る「イメージ連関」という東大受験生も実践している暗記法やオリジナルの勉強法を開発し、衛生管理者試験対策を【楽しく】【効率よく】【短期間】で合格できるコンテンツを用意しております。独学で壁を感じましたら、いつでもご相談下さい。オンライン講座も対応しておりますのでよろしくお願い致します。

 

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東大受験生も実践しているイメージ連関勉強法は膨大な暗記量をイメージに置き換える勉強法は不思議と記憶に残り、自分でもびっくりするくらい短期間で合格出来ます。これから衛生管理者試験を受ける方、格安の準備講習は絶対に受けてはいけません、勉強範囲を教えてくれるだけで、肝心な暗記法や効率の良い勉強方法は教えてくれません。短期間で合格するには、楽しく効率の良い勉強をする事が大事、衛生管理者講習のぐちゃん先生では【楽しさ】【高効率】を一番に考えて勉強法を考案しています。
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